
今回は、樺沢紫苑さんの「神・時間術」を紹介したいと思います。
こんな方におすすめ
- 仕事の効率をあげたい
- 1日の時間の使い方を変えたい
- 人生を変えたい
- 集中力をつけたい
- 仕事のパフォーマンスをあげたい
こんな方は、ぜひ本書を読んでみてください。
確実に1日の時間の使い方が変わります。
「神・時間術」の概要
著者 | 樺沢紫苑 |
出版社 | 大和書房 |
出版年月日 | 2017/4/13 |
ページ数 | 241ページ |
本書は、1日の時間の使い方や集中力、効率の高め方を教えくれます。
本書に書かれていることを実践すると、1日が24時間以上の価値生み出すことが可能になります。
- 毎日、午前中は執筆時間で年3冊の本を出版
- メルマガ、YouTube、Faceboook、ブログを毎日更新
- 月6回の病院診療
- 月20冊以上の読書と書評を公開
- 月2,3回のセミナー、講演活動(いずれもオリジナルで新規の内容)
- 週4,5回のジム通い。週2本の映画鑑賞
- 月15回以上の夜の会食、パーティー、イベント、話題のレストランやバー巡り
- 年100種類以上のウイスキーのテイスティング
- 年30日以上の海外旅行
著者の樺沢紫苑さんは、このスケジュールを約7年間も継続しているようです。
本当に、同じ24時間を生きているとは思えないほどの作業量ですね。
こんなにも時間を有意義に使えたら、絶対人生楽しいはずです。
本書には、こんな生活をどうやったら送れるのか、具体的に書かれています。
仕事効率を2倍以上に引き上げる方法
結論
脳のゴールデンタイムをフル活用する
⇒朝起きてから2~3時間まで
人間の脳は、朝起きたときはまったく疲れておらず、さらに脳内が非常に整理された状態だそうです。
そのため、論理的な作業、文章執筆、語学の学習など、高い集中力が必要な仕事をするのに向いています。
脳が最高のパフォーマンスの時間帯に、それに合った作業をすることで、仕事効率を2倍以上に高めることが可能だといいます。
つまり、朝の1時間は、夜の2倍以上の価値をもつ時間になります。
この事実を知ってしまったら、もう朝を無駄にしたくありませんよね。
ゴールデンタイム中は、上記であげた集中仕事を、ゴールデンタイム以外は非集中仕事(メールチェックや会議、電話)を行うようにするだけでも、仕事効率が大きく改善されるはずです。
時間の使い方が非常に重要になっていきます。
ポイント
- 朝の1時間は夜の2倍以上の価値がある
- ゴールデンタイムは、高い集中力が必要な仕事をする
- ゴールデンタイム以外は、非集中仕事を行う
時間を生み出す方法
結論
仕事量 = 集中力(仕事効率) * 時間
時間は、一般的に1次元として考えられています。
しかし、樺沢紫苑さんは横軸に「時間」、縦軸に「集中力」をもつ、2次元で考えるべきだといいます。
つまり、時間を2次元で考えられるようになると、上記の数式が成り立ちます。
この数式を見てわかる通り、集中力・仕事効率を上げることができるのならば、仕事量は2倍、3倍と増えていきます。
時間は2次元だとイメージできるようになれば、残業をして仕事を終わらす意識から、日中いかに集中して取り組めるか、と意識を変化させてみることが大切です。
この意識変化から効率的な仕事術が身につき、結果としてはやく仕事が終わるようになってきます。
そして、余った時間は、趣味やリラックスの時間になり、人生がよりよい方向へ向かい始めるのです。
ポイント
- 時間は2次元で考えるべし
- 集中力・仕事効率をいかに上げられるかがカギ
15・45・90の法則
結論
15・25・90を意識する
この15・25・90は何の数字かというと、人間が集中できる時間です。
例をあげると
- 同時通訳者は、15分ごとにローテーションを回す
- 船舶や航空機のレーダー監視は15分で交換
- ドラマは15分おきにCMを挟む
- 小学校は、45分間授業
- 大学は、90分授業
など集中して物事に取り組む時間は、すべてこの法則に当てはまっています。
この法則を知っているだけで、休憩を入れるタイミングがわかると思います。
休憩してまた集中してを繰り返すだけで、だらだらと仕事をして無駄に時間がかかるのを防ぐことができます。
人間は、どう頑張っても集中をし続けるのは難しいです。
それならば、思い切って休憩してみてください。
休憩しない時よりも仕事がはかどるはずです。
ポイント
- 15・25・90分ごとに休憩をはさむ
- 休憩しながらのほうが結果的に仕事がはかどる
- 人間の集中できる時間は有限
まとめ

本書には、今回紹介しきれなかった、時間の使い方、疲れた脳の回復の仕方、仕事の効率アップ方法など有益な情報が、まだまだたくさんあります。
これらを知っとくだけで時間の使い方が大きく変わり、人生単位で見たとき人よりも2倍、3倍以上の時間を捻出できるのではないかと思います。
毎日忙しくてしんどいっていう方ほど読んでいただきたい本となっています。