今回は、投資をする方にぜひ読んでほしい「デイトレード」という本をご紹介したいと思います。
最近、日経平均が急上昇していることもあり、株に興味を持ち始めた方や実際に口座を開いた方など多くいると思います。
株を取引する際は「メンタル」がかなり重要になってきます。
そこで、株の取引きをするにあたって、プロのトレーダのマーケットに対する心構え・考え方を本書から学ぶことができます。
こんな方におすすめ
- 最近株をやり始めた方
- 売買をしていてメンタルがボロボロになった方
- メンタルを安定させて、冷静に相場を見たい方
- プロトレーダーの考え方やメンタル術を学びたい方
このような方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
目次
「デイトレード」について
本書は、超有名な投資本の1つとなります。
本のタイトルが「デイトレード」のためデイトレーダーのための本だと思う方がいると思いますが、投資をする人は1回は読んでおいてほしい本となります。
株取引を行った人は、「メンタル」がいかに重要なのか、知っていると思います。
そんな、株の売買において「心理的」「感情的」な困難に対処する手法が数多く載っています。
プロのトレーダーがどのような心構えで、マーケットに臨んでいるのかがわかります。
注意していただきたいのは、本書はテクニカル本ではないということです。
チャート分析については一切出てきません。
ただひたすら、どのような考え、メンタルで株取引を行っているのかが書いてあるだけになります。
しかし、このプロの考え方・メンタルを身につければ、おのずと株の本質がわかり、マーケットで勝ち続けることができるようになります。
押さえておきたい3つのポイント
本書を読んでみて、印象に残ったところを5つ紹介したいと思います。
これを知っておくだけでも、明日からの売買に役立つことがあると思います!
①熟練したトレーダーはわずかな道具しか必要としない
本書には、限られた知識しか持たないトレーダーのほうが、経験者よりも効率的にトレードができると書いてあります。
経験者は、マーケットに対して様々な手法や考え方、思い込みがあり、それらがトレーダーに間違った取引を行わせています。
そのため、安定的に機能する手法を2つ、3つ繰り返し利益を稼ぐのがベストなのです。
最高のトレーダーは、ミニマリストである。
出典:デイトレード P24
②テクニカル分析を知るか、死ぬか
株を購入するときは、自分の中でいくつかの流れを想定し、仮説を立てて購入する。
そうすることで、混とんとした状況下でもトレーダーは自らをコントロールできます。
あらかじめ決めておいたテクニカル分析と損切水準は、冷静な時に考え抜いた結論になるので、本番はこの2つの指標のみ頭にいれトレードほうがいい結果に繋がります。
優れたトレーダーはテクニカル分析と損切の水準に基づいて行動し、その後で、疑問があれば解決するのである。
出典:デイトレード P36
③疑問を持つことの危険性
株価は、上昇、下落、横這いの3つの動きしかしません。
こんなにも単純なはずなのに、「なぜ」株価は上がっているのか、下がっているのかを考えてしまう人が多いと思います。
株価が上がる(下がる)理由は無数にあります。
その理由探しをしている間に株価は変動してしまいます。
「なぜ」を考えるのはやめて、自分が仮説を立てた動きではないならばすぐに撤退する癖をつけましょう。
疑問を持ち出した瞬間が退場の瞬間なのである。「なぜ」を追い求めること、理由を探し回ることは、自分が負けたこと、そして、自分の行動に責任を持てなくなったことを意味する
出典:デイトレード P74
④株式ではなく、人を取引する
トレーダーは株式ではなく、人を取引するということを決して忘れてはいけません。
なぜなら、株価は人の売買によって上下するからです。
優れたトレーダーになるほど、大衆心理を理解し、株の流れを読めるようになってきます。
真に優れたトレーダーは、取引を行うたびに、反対サイドには自分と反対の取引を行っているものがいるということを認識している。
出典:デイトレード P116
⑤時間軸を変更すること
株を買うときに、どの時間軸でどのくらいの上がると(下がる)と事前に仮説をたて、株を買うと思います。
例えば、短期目線で〇〇円株価が上がると予想して株を買ったものの、株価は下がってしまったとします。
このときに、短期目線で自分が予想していない動きになったため、損切を行うのか、時間軸を長期に変更し、株を持ち続けてしまうのかで明暗が分かれます。
時間軸を変更することは、事前に考え抜いた仮説を無視し、損切しない理由を見つる行為となります。
結局、損切が遅くなり大きく負けてしまう典型的なパターンとなります。
時間軸を変更することは、臆病者のごまかしである。ある時間軸から別の時間軸へと変更することによってトレーダーは敗者であることをしばらく忘れることができる。
出典:デイトレード P173
まとめ
今回は、株取引をする人は必読の「デイトレード」についてご紹介しました。
本書には、具体的なチャートの手法は載っていません。
しかし、数多くのマーケットに対しての心構え、メンタルの維持法などが載っています。
株取引をして思うのは、手法も大事だが、どんなメンタルでマーケットに挑むかがかなり重要だと思っています。
手法を扱う人によって大きな差が生まれてきます。
今まで、手法の本ばかり読んできて、あまり結果が出ていない方は、ぜひ本書を手にとって読んでみてください。
きっと自分に足りないものがわかり、新たなステージに迎えるはずです。
マーケットに対する心構えを身につけ、少しでも豊かになっていきましょう!
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まずは株を購入してみるところから始めてみましょう。